歯に穴が空いているわけではないのに歯が痛かったりしみたりするために、歯医者を受診して調べてみた時に、やはり虫歯はみつからないという場合があります。そして、この場合に、症状などから歯の神経(歯髄)が炎症を起こしていて、神経の治療をしなければならないことがあります。
虫歯がなくても、歯を痛めてしまう要因はいくつかあります。
- 知覚過敏が悪化してしまった場合、神経の治療が必要になるほど歯を痛めてしまうことがあります。
- 咬み合わせが上手く合っていなかったり、歯並びの影響があったりして、咬み合わせの当たりの強い歯が痛んでしまうことがあります。
- 親知らずが埋まっていて、前の歯を押している場合、前の歯を痛める事があります。
- 歯の頭のでこぼこした部分(結節)には、神経の枝が伸びている場合があり、そこが擦り減ったり日常的に歯の当たりが強かったりすることで神経を痛めてしまう場合があります。成長期や若い方で歯の成熟過程で起こることが多いです。
- 歯周病で、歯の周りや根元から感染を起こした場合。
これはごく一部の例ですが、他にも虫歯以外の要素が歯を痛める事があります。
虫歯がなくても、何か気になる症状がある場合、このような状況の起こる可能性のあるサインかもしれませんので、調べてみた方が良いかもしれません。