噛みしめた時に歯が痛む場合の原因には、虫歯や歯周病がある場合や、詰め物や銀歯が外れたり、取れかけている場合、また、風邪や睡眠不足などの体調不良から歯が浮いたような感じがして痛む場合など、いくつかの原因が考えられます。
そして、歯科を受診される中で、多く見られるのが、歯の神経が痛んで歯の根っこが感染を起こしている場合です。また、以前根の治療をして銀歯などを被せている歯の根っこが感染してくる場合もあります。このような状態の場合には根管治療といって、歯の根っこの掃除・消毒をする治療を行っていくことになります。
歯の感染を起こすのは、虫歯や詰め物が取れたのを放置して虫歯が進行してしまった場合に起きるものですが、中にはかみ合わせの不具合など虫歯が原因でない場合もありますので、噛んで痛い場合には歯科医院を受診して原因の確定をする必要があります。体調による痛みの場合は様子をみることもありますが、治療が必要な場合には早めの処置の方が良いでしょう。