口臭の原因には胃炎などの消化器の病気や、呼吸器など体の病気が原因の場合もありますが、ほとんどは口の中に問題があります。

病気ではなく、生理的に起こる口臭には起床時、空腹時、緊張時、月経時などがあり、これは誰でも起こります。

病的なもの、口の中に原因がある口臭は、虫歯や歯周病を放置していることから、口の中の細菌が繁殖して臭いになるものです。これは、きちんと虫歯や歯周病を治療していかなければ根本的な解決にはなりません。ガムや清涼剤やうがいでは治りません。

また、虫歯や歯周病にはなっていなくても口の中の清掃がうまくできていないと歯石や歯垢から臭いを発することになります。きちんとしたブラッシングや定期的な歯科でのクリーニングで歯石をとることも大切です。また、治療した歯にブリッジが入っている方は、普段、歯間ブラシを使って掃除しないと綺麗にしきれませんので、歯科を受診した際は使い方を指導してもらうと良いでしょう。

そして、口臭は唾液の量も関係しています。口の中が乾燥すると臭いがひどくなります。年齢的なことから唾液が少なくなってくることもありますので、気になる場合や、家族など周りの方に口臭を指摘されている場合には、歯科で相談してみてください。

口臭について

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