現在、保険適用になっている被せ物で、金属を使用しないものにはCAD/CAM冠と硬質レジンジャケット冠があります。
硬質レジンジャケット冠は、詰め物で使用するレジンというプラスチック樹脂を使った被せ物です。長く保険適用されている被せ物で、銀歯が気になる場合や、金属アレルギーがある場合などに使用しています。保険自己負担3割の方で、自己負担分がおおよそ5000円ぐらいで出来るのでCAD/CAM冠が保険適用になる前には多く行っていた方法です。欠点は、年数とともに色落ちや変色すること、元々は詰め物で使用する材料ですので強度があまりないため割れやすいことです。
CAD/CAM冠は平成26年から保険適用されたものですが、ジャケット冠の材料のレジンと保険外で使用するセラミックの混ざった中間の性質の材料、ハイブリットセラミックを使用しています。これにより、硬質レジンジャケット冠の欠点が強化されたものになります。CAD/CAM冠も年数による変色はありますが、ジャケット冠に比べると変色しにくくなっています。保険自己負担3割の方でおおよそ8000円ぐらいになります。
歯の部位や条件があるのですべての歯で出来るわけではありませんが、保険でも、金属を使用しない白い歯はありますので、お気軽にご相談ください。